介護福祉士の受験を先延ばしにするメリットは一つもない その1

あなたは、どうして介護福祉士の資格を取るかどうかで悩んでいるのでしょうか?
これから4回シリーズで、介護福祉士や介護についてお伝えします。

介護福祉士の資格を取るかどうかで迷っていませんか?

☑ 1.辞める人が多いし、介護の仕事を続けるかどうか悩んでいる。

☑ 2.お給料は大して上がらないから、介護福祉士の資格を取るのを迷っている。

☑ 3.介護福祉士になるための研修費用や受験料が負担。

☑ 4.自分の休みをつかって研修を受けたり、自宅学習をしたりするのはきつい。

☑ 5.介護福祉士の受験を決めていないし、受験をしても合格できるか不安。

☑ 6.受験をしないのに実務者研修を受けてよいのかわからない。

この中で一つでも心当たりのある方には、知っていただきたいことがあります。

介護職員に占める介護福祉士の割合は5割にせまる時代

平成28年の介護職員に占める介護福祉士の割合は45.2%で、年々上昇しています。
社保審ー介護給付費分化会 第161回 資料2 より)

あなたが介護を続けるかどうかやお給料のことで悩んでいるのは、今が不満足な状況だからですよね。

介護の専門職(プロフェッショナル)をめざしている人は、「介護福祉士になるまでは我慢」と考えて、「最短(実務経験3年)で介護福祉士の資格を取る」と決めています。

不満足から抜け出してやりがいをもって働くためには、介護福祉士になってキャリアアップをすることが必要だと考えているからです。

あなたの職場には目標にしたい介護福祉士さんはいますか?

あなたが、目標にされる介護福祉士さんになって介護現場を改革しませんか?

memo:介護福祉士国家試験の難易度について

介護福祉士国家試験の合格率は過去3年、連続で70%を超えており、平成30年度(平成31年3月27日発表)の合格率は73.7%と過去最高となっています。
【*関連記事:介護福祉士国家試験の合格率は3年連続で70%超は こちら 

平成30年度の筆記試験の合格基準は、11科目群すべてにおいて得点があり、総得点125点に対し得点72点以上でした。正答率が57.6%以上で合格ということになります。

☆目標をもって取り組めば、合格できると思いませんか。

 

介護福祉士の国家試験を受験するために必要な⤵

実務者研修に関する 

さらに⤵

介護福祉士になってからの実務経験が大事

下のキャリアパスモデルをご覧いただくと、介護福祉士以前は基礎業務の習得期間、介護福祉士の資格取得後が専門職としての実務経験というのがわかるでしょう。

たとえば、認定介護福祉士介護支援専門員実務者研修の教員になるための実務経験は、介護福祉士となってから5年以上が必要です。

介護福祉士になる前の勤務経験はカウントされませんので、キャリアアップするためにはできるだけ早く介護福祉士になること・その後も実務経験を積み上げることが必要なのです。

また、あなたが資格を取ることや事業所に資格をもった職員が多くなることは、介護職員の処遇改善加算(*1)やサービスごとの各種加算を取得することに貢献します。事業所の収入を増やし、あなたの給与アップに直結するのです。【*1「介護職員処遇改善加算」についてはこちら

2019年の10月から、「介護人ざいの確保・定着」を主目的とする新たな処遇改善加算【特定処遇改善加算】(*2)も創設されます。
介護保険のサービスごとに、「職員に占める勤続10年以上の介護福祉士の割合」に応じた加算が事業所へ分配されるのですが、この加算を取得するにあたっても介護職員と事業所の協同が必要です。(1人月額8万円程度の配分にはいくつかのルールがあります。) 【*2「特定処遇改善加算」についてはこちら 

今、あなたと同じように「資格を取っても、何年働いても給料は増えない・・・」と悩んで、辞めていく介護職員が多いのです。
ですから国は、介護職員の処遇改善を図り、キャリアパスや給与の指標を示すことで離職者を減らし、「介護福祉士の資格を取ってキャリアを積んでいこう・介護の仕事をしてみよう」という人を増やしたいわけです。

あなたはこのような、介護職員の処遇改善策をどう思いますか?

わたしは、介護職員も事業所もこの制度を活用しない手はないと思っています。
原資がなくてできなかった職場環境の改善や介護職員のキャリアと給与アップ、好事例を社会へ発信できるチャンスです。

逆に、このチャンスを活用しない理由って何かあるのでしょうか?

国は、人ざい育成や職場環境の改善を行う事業者や、専門性を高めながら働く介護福祉士を応援し、今回さらにベテランの介護福祉士の報酬を大幅にアップすると言っているのです。

がんばりましょう。

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☆介護福祉士の受験を先延ばしにするメリットは一つもない

   

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