実務者研修を受講するメリットが知りたい

実務者研修は、介護福祉士国家試験を受験するためには受講(修了)しなければならない研修なのですが・・・。

たとえば、「来年は受験をするから受けよう」とか「受験するつもりはないから受けない」というように、介護福祉士になるかどうかだけで、受講をするかどうかを決めてよいのでしょうか?

このページでは、実務者研修の資格内容・メリット・受講のタイミングなどをご紹介します。

実務者研修について

高齢化が進む現代、介護の担い手が足りず、2025年までに必要となる介護職員の数は、現在の2倍以上にまでなると予想されています。そこで国は、より優秀な人ざいをより多く育成し確保するために、2013年度に研修制度の改正を行いました。

その背景として、「介護福祉士の資格取得方法の見直し」があります。

国は、多様化する介護ニーズに対応するためには、介護職員の資質向上を図る必要があるとして、「国家資格」である介護福祉士には経験年数や現場力だけでなく、一定の教育課程を経て幅広い知識や技術を修得することが必要不可欠だと考えました。

そこで、実務経験者が介護福祉士国家試験を受験するための要件として、「実務経験3年以上」に加え、「実務者研修の受講と修了」を義務付けることを決めたのです。(専門学校などで一定の教育課程を経て介護福祉士資格を得る場合を除きます)

実務者研修とはどんな資格?

介護職員初任者研修が介護の基礎を養う研修(資格)だとすると、実務者研修は幅広い利用者に対する介護提供能力を獲得することが目標です。研修は、「介護福祉士」養成校の到達目標と同等の水準。介護現場の課題を自ら把握し、改善を行うことができる能力も期待されています。

つまり、実務者研修は、介護プロフェッショナルになるために重要で必須の研修なのです。

実務者研修では、現場で必要とされる介護過程の展開医療的ケア(たん吸引や経管栄養)を含む幅広い知識や技術を修得でき、スキルアップを図ることができます。

研修は450時間と長時間ですが、通信制の講座が大半ですし、数年かけて修了することも可能です。

介護職員初任者研修や旧ホームヘルパー資格・認知症研修などを受けた人は、受講した時間分の科目が「読み替え」という形で免除されます。

「資格を取る」のはもちろんですが、介護を担うプロフェッショナルとして必要な知識や技術を獲得することで、仕事に自信を持つことができるはずです。

*2016年度(平成28年度、試験時期は平成29年1月)の国家試験から、実務者研修の修了が義務付けられました。

実務者研修を受講するメリットは?

介護福祉士国家試験の受験資格が取得できる!

2016年度の介護福祉士国家試験から、受験資格として実務経験3年に加え、実務者研修の修了が義務化されました。

介護福祉士資格はキャリアアップのためにも、給料アップのためにも、介護職ならばぜひ目指したい国家資格です。実務者研修を受講して、そのスタートラインに立ちましょう。

就職や転職に断然有利!

訪問介護事業所のサービス提供責任者として業務を行うことができます。

主にケアマネージャーの作成したケアプランに基づき訪問介護計画書を作成する他、利用者の契約業務・ヘルパーのシフト作成・調整・指導といった管理業務も行います。また、ヘルパーに代わって利用者の自宅を訪問し、実際に支援を行うこともあります。
訪問介護事業所に必置の職種であり、資格手当や給与アップも見込めます。特定事業所加算や処遇改善加算を取得するためにも、ヘルパーステーションとしては、ヘルパーさん全員にもっていてほしい資格です。

*2019年4月から、旧ホームヘルパー2級過程と初任者研修過程の修了者は訪問介護サービスのサービス提供責任者に従事することができなくなりました。

 

医療的ケアを行うことができる認定特定行為業務従事者への道が拓けます。

実務者研修を受講し修了すれば、喀痰吸引等研修の基本研修を修了したことになります。勤務先で実地研修が行えて修了することができれば、認定特定行為業務従事者になることができます。
実際に行う場合は、勤務先が登録事業者(喀痰吸引等事業者・特定行為事業者)であること、「認定特定行為業務従事者認定証」の交付を受けることが必要です。さらに、実施することができるのは実地研修を修了した行為のみです。

重症化した高齢者や障がい者の支援において、喀痰吸引や経管栄養の実施ニーズが高くなっています。

 

一般社団法人シルバーサービス振興会が運営する「介護プロフェッショナルキャリア段位制度」において、初任者研修修了者がレベル1なのに対し、実務者研修修了者はレベル3介護福祉士のレベル4に次ぐ高評価です。

実務者研修を受講することで、実務では難しい幅広い知識や技術を体系的に学び、スキルアップを図りましょう。介護の現場では、実力のある人が利用者さんやご家族、職員の支持を得るのです。

実務者研修を修了しておくと、就職や転職のときには非常に有利になります。仕事に対する意欲が評価され、キャリアアップの可能性も高まります。

介護福祉士になるためには実務経験が3年以上必要ですが、実務者研修は介護の資格がない方も・介護の経験がない方も受講が可能です。

あなたは、実務者研修を国家試験の前年に受験のために慌てて受講するのはもったいないと思いませんか?

実務者研修を受講するベストタイミングはいつ?

実務者研修は、介護現場で必要となる幅広い技術と知識を身に付けるための研修で、実務経験ルートで介護福祉士国家試験を受験しようと考えている人には必須の資格です。

次の「介護福祉士国家試験」を受験しようと考えている人は

次の介護福祉士国家試験を受験する人は、受験する前年の12月末日までに実務者研修を修了する必要があります。無資格の人は、実務者研修を終了するまでに6か月の在籍期間が必要なので、翌年1月の受験に間に合うように修了するためには、試験前年の7月までには受講を開始しましょう。

初任者研修などの資格をもっている人は、6か月よりも短期間で修了することができます。修了までの期間は、所持している資格と養成施設のカリキュラムの設定によって異なりますので、早めの確認を。

*実務経験ルートの介護福祉士国家試験受験に必要な「介護の実務経験」(従事期間と従事日数)の詳細については こちら(公益社団法人 社会福祉振興・試験センターHP 受験資格)

これから介護のしごとを始める人や始めたばかりの人は

これから介護のしごとを始める人や始めたばかりの人は、どのタイミングで実務者研修を受講するのが良いのでしょうか? そのタイミングについて考えてみました。

実務者研修は早めのタイミングで受講するのがおすすめ!

実務者研修の受講には特に要件はないので、いつでも誰でも受講することが可能です。
ですから、将来的に介護福祉士の資格を取得したいと少しでも思っているのなら、受験に間に合うようにギリギリで受講するよりも、なるべく早めに受講するのがおすすめです

実務者研修を早めに受講するメリット

前述の「実務者研修を受講するメリット」に加え、以下の点でもメリットがあります。

  • 介護福祉士の受験申し込みの際に、提出物が1回で済む。
  • 介護福祉士の試験まで余裕があるので、知識の復習をしっかりできる。
  • 介護現場で働いている人は日々行っている業務の理解を深めることができる。
  • 早い段階で介護職キャリアやプロフェッショナルへの過程を知ることができ、目標をもって働くことができる。

 

介護福祉士の受験申込の際にすでに研修を修了していれば、「実務者研修修了証明書」の提出を1回で済ませることができます。
申し込みの時点で実務者研修を修了していない場合は、まず「実務者研修修了見込証明書」を提出し、研修修了後に「実務者研修修了証明書」を提出する必要があるため手間が増えます。

仕事をしながら実務者研修を受ける場合、欠席等で予定していたよりも研修期間が長引いてしまうこともあります。早めに受講しておくと「試験に間に合わない」という心配もなくなります。
時間的に余裕があることで、受験前にはしっかりと復習ができるというメリットもあります。

何といっても、早い段階で実務者研修を受講し知識を習得することで、日々現場で行う介護過程の理解を深め、介護の実力を高められるメリットは大きいでしょう。根拠のある介護を行うことは、スキルアップやステップアップにつながります。さらに、最初から目標をもって介護に従事することができれば、キャリアアップを自ら引き寄せることも可能です。

 

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☆「ドゥイットの実務者研修の特徴を知りたい」 

 

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